世界の神々を概観すると、太陽神が最上位の神である場合が多い。
そして、我が国は、いつしか日出ずる国と呼ばれ、また、同じような由来の地名は世界各地にもある。
心を安定させるホルモンの分泌も陽光に当たることで増える。
縁側の陽だまりは、懐かしい風景。
日の出を見つめると、自然に手を合わせたくもなる。
生きていれば、漆黒の闇の中に突き落とされた気分になる時もある。
なぜ、私だけが・・・。多分、今夜も震えている人がどこかには必ずいるだろう。
明日の太陽の光が眩しすぎて。そんなことを考えたら、いっそ、夜が明けないほうが良い。
そんなことを、思うこともあるだろうが、
明けない夜がないことも事実なのだ。
だから、やはり、いつでも、心に太陽を。
確信のない大丈夫を、私は常に君に言おう。
ドイツの詩人、ツェーザル・フライシュレンの名詩・心に太陽を持て。(山本有三訳)
心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
くちびるに歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。
複雑な世の中で、ド直球なこの詩が、それほどの人の心を打つかはわからないが、
複雑な時代だからこそ、シンプルなものに真の魂が宿るものである。
深呼吸をして、全てを脱いで、心身、裸になれば良し。
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