私が住む飯倉の隣、下平から南側を眺めた。前は、貝野川の向こう岸は、森林が。しかし、新庁舎と東海環状道路の建設で、風景が一変していた。
目の前に広がる美田。農地であり続けるだろうか?飯倉の森林も、石神社とともにあり続けるだろうか?
ふと、考える。
北勢町や藤原町の未来を考えたら、発展し、生活インフラが充実したほうがよいが、無作為な開発は、私は望まない。
にぎわいの森。確かに数年は、盛り上 がるだろう。人がくれば、荒れるかもしれない。不法投棄も増えるかもしれない。自治会の負担、子供達の安全、治安。そういう、懸念材料も、行政は想定しておかねばいけない。
変わる必要はある。だが、いかに変えるか?にぎわいの森に関する議論すら、深くやられたと印象は、あまりないと考えるが、その先、完成後の懸念は、まだまだ、これから話し合わねばいけない。
まだ、先のことだが、高速道路の敷設を歓迎だけする風潮がある。商工会の賀詞交換会での、商工会長、県議、市議などの挨拶は、歓迎でいつも一色だ。しかし、多気など実際に高速道路が開通した地の42号線沿いの店を、何度か取材した。多くの店が、車通りが減ったこと、つまり、集客力が低下したことに、不満や諦めを呈していた。
遅ればせながら。だから、事例は国内にたくさんある。是非、失敗事例を参考に、ネガティヴな懸念材料に目を背けず、それも計画の重要な要素として、進めて頂きたいものである。
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