高校時代は、恩師の誘いで、平和運動に。左がかった組合ばりばりの恩師だったこともあり、共産党系と合流。原水禁など積極的に関わり、政治の話は常にしていた。まあ、中学時代にのめり込んだフォークソングの影響燃える大で、特に松山千春から入り岡林、加川りょうなど関西フォーク、プロテストソングにのめり込んだので、この流れは頷ける。
まあ、あることを契機に左側とは手を切り、エコロジーの方に傾倒した。
ベースはイデオロギーでなく、命の源、持続可能な命の営みについて考えるほうが、本源的だと思ったのである。
目に見える物質的な環境問題だけでない。精神性、文明、パラダイム、ライフスタイル、教育、子育て、人権、差別、宗教、芸術などなど。
演劇も公演に興味があるわけでなく、その背景にある身体性、メソッドに興味を有した。
地球が全て。
ガンダムのテーマそのもの。ファーストガンダムには、全てが含まれていた。
自分のライフスタイル。今の若者は、かなり多様化してきた。私はこれを良いことだと捉えている。モーレツ時代の方、大企業などのキャリア組には物足りないかもしれないが、敗戦から金の卵、高度経済成長、バブル、失われた20年、911、リーマンショック、311、テロ、保護主義の劇的な流れの中、若い日本人は少しずつだが、自分や家族のライフスタイルに多様性をもとめだした。画一された、受動型のメディアの呪縛から解き放たれ、自分の好みを共有できる時代となった。
こうなると、もう老若男女というカテゴライズもナンセンスで、市民活動のかたちも変わることとなる。
こんな時代に政治家のバランス感覚もまた、問い直されるのである。
だから、無党派が増え、既成の政治家は、従来の手法が通じず、困惑し、いまや、大混乱であるのだ。
これからは、より根本を考えるべきで、哲学や信条、また、プレゼンテーション、コミュニケーションできない政治家は世の中や市民にコミットできなくなるだろう。
子育て、食をベースに、暮らしとは命の問題。
いかに地域を、地球をデザインするか?これが大切となる。
大学時代にミニコミ誌で本物の右翼団体を取材したことがあるが、昭和天皇が崩御された時から日本に左も右という、明確な概念がうしなわれた様にも思う。マスコミのエッジのなさでもわかろう。だから、右だ左だ言ってる方は少し古い方だと思ってしまします。共産党は共産党なのです。今の自民が保守とも思えず、結党の信条を自民王国時代の山梨で育った私には、今は感じません。
国を憂うという意味なら、私は保守であります。日本が、この国が好きです。
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