愛する我がこどもたちへ

私はあまり家族のことをSNSでも書いてこなかったが、俳優を選んだ長男、何を選ぶかはわからないが上京した次男。そして、やはり、今後を模索する長女。
うん、子ども誰一人、日本的なまっとうな道を歩んでいない。
しかし、あんまり、心配はしてこなかった。今も心配はそんなにしていない。
私が自由な人生を選んだということもあり、こどもたちも自分の責任の中、自分の人生を歩めばいい。自分のこどもたちだ。それなりにバランス感覚はあるし、そんなに変なことはしないだろう。
経験は、所詮、自分で積むしかない。
経験をしないことを先回りしてとやかく言うような大人にはなりたくないし、私もそんな大人や親に反発した。
それに、ほら、もう、今までの日本の常識?なんてものは、とっくに通じないし、感受性豊かな者は、勝手に海外へ行き、学び、経験し、帰国しても新しいことを始めている。
ただ、生き残る力はしっかりつけてほしい。
みんなと仲良くする必要などない。
プロジェクトやミッションが決まったら、多少、嫌いな人とはうまくやらねばいけないが。ただ、これも、経験でしかわからないことでもある。
自由というのは難しい。しかし、しっかり自分でコントロールさえできれば、生きてる実感が全く違う。いや、少なくても私の今までの人生がそうだった。
多分、サラリーマンもきついが、フリーランスの自営業は、その数倍きつい。
なんの保証もなく、退職金も恩給もなく、福利厚生もない。
なんとなくでも、職場仲間もいない。
常に、一人で判断し、行動し、結果のすべての責任を負う。
自分が動かないとなにも起きないし、当然、稼ぐこともできない。
地方でライターをやりながら、何とか生活を支えてきた私の背中。
それを静かに支えた妻の愛情を見てきた、君たちなら、大丈夫だと、父は思う。
だから、存分に自分の人生を転がりなさい!
よい人生(旅)を。悔いなく。

いなべ市議会議員 篠原史紀 しのはらふみのり WEB

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