今年もサンクチュアリの竹灯りが終わった。主催者の岡興産の社長、岡巖氏と出会い何年になるだろう。
員弁川の環境を守る協議会を発足し、岡氏は理事、私は事務局を務めてきた。私が員弁ライオンズクラブに入会し、岡氏は先輩ライオンとなり、共に東日本大震災の被災者支援事業を行う。また、カンボジアの孤児院を支援する国際NGOを共に立ち上げた。
竹灯りのスタッフは毎年のこと。数年前に竹灯りで流す映像を作らせて頂き、結果、スタッフの輪が広がったものと、私は密かに自負してきたのだが。
竹灯りは、岡氏の個人の思いから始まった行事で、美しいものの追求の具現化である。たった一人で竹を切る。岡興産やサンクチュアリのスタッフも、そんな岡氏の思いに同調。休みを返上し、準備や片付けを行う。みんな、いい笑顔で運営。何とも言えない、手作りのイベントなのだ。
行政や観光協会などからの補助金もいっさい当てにしない。前にそんな話もあったが、岡氏はきっぱりと断るのである。意味がないのだと。
市民活動とは、最終的にどうあるべきか?私も四日市や県の市民活動センターに一時関わったが、財政的なものを加味すると自立である。
多くのNGOがそうであったように、自分たちでスポンサーや寄付を募らないといけない。そのためにも、市民は地域の商店や事業所を支えなければいけない。お金、人は、地域で循環しなければ、地域創生はありえない。
企業のCSRなど、昔は当たり前であり、それができたのは地域循環が上手くいっていたからである。
そこを、市民の皆さん、市民活動に尽力されている方々と真剣に話し、考えて行きたい。
いずれ、委託金や助成は無くなっていくのだから。
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