政経塾の例会の会場は京都。
前日まで宿題と向き合い、車中でも向かい会いたい。
また、25・26日は政経塾で京都。その後、お誘いいただいた市民活動センターの視察研修へも絶対行きたくて、その足で淡路島へ跳ぶことにしました。
市民活動センターの研修のバスは、旧員弁庁舎に、最終的に着くため、行きは、旧員弁庁舎の駐車場へ車を停めるとなると、スタートは北勢線の楚原駅か。
さて、名古屋で出て新幹線で京都へ目指すか。久しぶりに近鉄で奈良経由で京都を目指すか。
いや、待てよ、今まで使ったことのない関西本線もあるな・・・・。
ネットで路線を検索しました。
朝早くいけば、普通電車、関西本線経由で、時間までに京都にたどり着けるな。
今まで何度も郷土史関係の書籍の取材で伊賀へ車で通いました。
私は、名阪国道が不得意で、伊賀に行くのに、旧25号線を使いました。
加太越えで名高い、関西本線の歴史的な遺産や雰囲気を並行してみてはいました。
三重県で一番古い駅、柘植駅も取材し、大好きな寅さんにも思いを馳せました。
昭和44年11月 公開の続 男はつらいよは、旅する寅さんの冒頭の夢オチ部分で、柘植駅前の旅館シーンから始まります。
また、明治22年、四日市に本社を設立した関西鉄道は、関西と四日市を鉄道でつなぐという壮大な夢を、滋賀県・草津から始め、県内では、柘植駅へ線路を伸ばすことから始まりました。それも、明治23年のことです。明治維新から約23年・・・。その時に敷設された路線。乗らねば。
そんなわけで、楚原・桑名・亀山・柘植・草津経由を選びました。
電車に乗り込み、どの路線も外国人の多さに驚きました。日本在住の働きに来られた外国人の方々です。そりゃ、そうした外国人の多くが、移動手段として公共交通を頼るしかない。
そんなことに今まで気がつかなかった自分。
公共交通は外国人の方の移動手段としても大変重要なのです。
あとは、はやり、ご高齢の方々が多い。
雰囲気からすると、電車旅を楽しんでいるようでもあります。
楚原駅周辺を少し歩き、楚原の古い町並みを楽しみ、桑名では桑名駅開業100周年に建てられた中原中也の詩が刻まれた記念碑をホーム側から間近に見て、亀山では、関西鉄道の基幹駅としての面影を感じました。関で降りる人の多さ。やはり、鉄道旅の高齢者の方々です。
残り、加太から草津もしくは伊賀を目指す方々は少数ですが、撮り鉄が数名。
亀山からはディーゼル・ワンマンカーです。
大きなカーブでの減速、加太越えの時のエンジンのうなりが、話でしかしらないSL時代を彷彿とさせ、関西本線の歴史を感じさせます。
亀山の山間のまち、加太。関西本線は高台を走るため、加太の家並みが上からみられます。かなりの家々が見えます。
この線をなくすのは、多分、このまちの衰退につながるだろうな・・・。と考えました。
甲賀を通り、草津へ。
草津から特別快速で京都を目指すのですが、特別快速なら京都の先の新大阪、大阪はすぐです。
栗東、草津界隈は、新しい戸建と新しい高層マンンションが並びます。安い地価もあり、大阪のベットタウン化し、結果、合計特殊出生率も上がります。(以前、栗東市の方にこの点を質問したことがあります)
いなべ市は、こうした立地ではないので、はやり、違う点でブランディング化する必要があるし、何しろ、若い世代が残ってもらうようにしないと、人口現象は防げない。と再認識しました。
3時間52分の電車旅、運賃は2410円。
車内で、宿題にゆっくり目を通せ、大変、良い道のりでした。
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