員弁町のいなべひまわり保育園で、いなべの教育を語る座談会に参加。コーティネーターには、当保育園の近藤園長、メンバーは一宮市の浅井中学校の山田校長、あの名古屋の急成長IT企業のエーチーム社外取締役の加藤弁護士、当保育園の理事長の近藤幸先生、私。集まった方は人数は少なかったものの、芸術家のはしもとみおさん、有機農業とベーカリーを行う寺岡ご夫婦、自主保育に取り組む服部さん、私と同じく市政を目指す、にしいまりこさん。学習支援などを行うNPO法人ヴェリタスの松宮事務局長。そして、当保育園の事務の才賀さん。
引きこもりから教師になり独自の授業を実践してあちらこちらの学校で自尊心の向上の授業を実践している山田校長。不登校からフリーター、そこから弁護士になった加藤弁護士、員弁の土の中の教育の中心的存在であった近藤幸先生。各先生のお話は経験が凄く、教育の未来を考える上で、素晴らしく参考になった。
人数が少ないのが幸いし、聴き手も混じっての座談会に発展。聴き手も、独自のライフスタイルを有した方ばかりで、自分なりの哲学を有した方、多分、これだけ濃い教育座談会は、あまり、例がないだろう。
私も、大学時代にかじったオルタナティブ教育、フリースクール、演劇、娘の不登校からの脱出の話をさせて頂いた。
こうした時代に、教育は多様的であるべきで、人格形成にかなりの影響をする幼稚時期の教育環境は、将来的に多様で複雑化する社会に適応できる人材を育成するベースとして、凄く重要である。
少子化の時代、共働きの時代。ある意味、こどもたちは過保護になり、全て大人が用意した環境で、与えられ続けられながら日々を送りがちになる。これでは、自分の原体験としての真の失敗から工夫、成功体験、自尊心の確立・向上というプロセスが、満足に感できない。
与えない教育。手を出さない教育は、いずれ真の自立を促す上で大切だ。僕らの時代のようなガキ大将システムもなく、原っぱもない。危ないから、バリケードをたてまくる時代に、遊びを体験できる環境は意外に少ない。
いなべには、そんな教育を実践できる環境や人材がいる。
子育て支援という、親から見た教育環境の整備に加え、現場のソフト面をしっかり考えるこては、かなり、重要なことである。
また、親は子育てをいかに楽しみ、本当の愛情を与えられるか?親同士のネットワークも、バージョンアップしないといけない。ただの同級生の機能的な繋がりから、自分も楽しめ、親として人として高め合える場所。
保育園、幼稚園は、親にとっても、初めての大人、地域コミュニティなのだ。
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